2月から始めて全7回、2016年8月にプラチナステータス達成をもって、SFC修行を解脱しまた。
子育てをしながらの修行で、「基本的には日帰りドメ専が方針です」と言ってました。
ですが、初志は変わるものですね〜w
修行開始前に情報収集し、修行の方針をたてましたが、修行中にも新たな情報、面白い旅情報がいっぱい入ってきます。
もっともっといろんなこと試したいという欲もでてきます。
今回は、修行が進む中で、どんな情報を仕入れ、どのように気持ちが変わったかを記事にしたいと思います。
Contents
ANA SFCプラチナ修行 全記録
さて、気になるPP単価です。
- 金額総計 415,110円
- 獲得PP 50,553
- PP単価 8.2
効率を重視した全7回(国内6日間+シンガポール旅行2泊4日)での達成です。
私のSFC修行の特徴としては、旅割75で購入した8レグ全て当日アップグレード成功したことにあります。
修行 | 時刻 | 便名 | 区間 | 種別 | PP | 金額 | PP単価 |
2月 | 6:20- 9:50 |
NH89 | 羽田 石垣 |
P旅28 | 3,460 | 32,890 | 9.1 |
12:30- 15:15 |
NH90 | 石垣 羽田 |
P旅28 | 3,460 | 30,390 | ||
3月 | 11:15- 14:45 |
NH91 | 羽田 石垣 |
P旅28 | 3,460 | 32,890 | 9.5 |
15:30- 18:15 |
NH92 | 石垣 羽田 |
P旅28 | 3,460 | 32,890 | ||
4月 | 11:40- 14:45 |
NH087 | 羽田 宮古 |
旅75 当日UP |
2,895 | 19,290 | 6.7 |
15:35- 18:35 |
NH088 | 宮古 羽田 |
旅75 当日UP |
2,895 | 19,290 | ||
5月 | 6:40- 9:20 |
NH993 | 羽田 那覇 |
旅75 当日UP |
2,460 | 17,990 | 7.3 |
11:30- 13:55 |
NH462 | 那覇 羽田 |
旅75 当日UP |
2,460 | 17,990 | ||
14:45- 17:30 |
NH475 | 羽田 那覇 |
旅75 当日UP |
2,460 | 17,990 | ||
20:40- 23:00 |
NH478 | 那覇 羽田 |
旅75 当日UP |
2,460 | 17,990 | ||
5月 | 6:10- 9:25 |
NH89 | 羽田 石垣 |
旅75 当日UP |
3,060 | 20,290 | 8.1 |
11:05- 12:05 |
NH1766 | 石垣 那覇 |
特割 | 770 | 8,000 | ||
13:15- 16:15 |
NH1694 | 那覇 千歳 |
旅75 当日UP |
3,492 | 18,800 | ||
20:30- 22:05 |
NH082 | 千歳 羽田 |
P株優 | 1,675 | 26,040 | ||
6月 | 6:30- 7:40 |
NH411 | 羽田 神戸 |
特割 | 820 | 11,490 | 8.5 |
14:10- 15:30 |
NH2178 | 伊丹 成田 |
旅作 | 560 | 500 | ||
18:05- 0:15 |
NH801 | 成田 SIN |
旅作 | 3,877 | 65,610 | ||
0:35- 8:45 |
NH846 | SIN 成田 |
旅作 | 3,877 | |||
8月 | 22:55- 1:40 |
NH999 | 羽田 那覇 |
旅55 | 1,476 | 11,890 | 8.4 |
3:30- 5:50 |
NH1000 | 那覇 羽田 |
旅55 | 1,476 | 12,890 |
※旅作シンガポールはホテル代23,000円を引いています
※それぞれ空港施設使用料を含んでいます
※当日アップグレード9,000円も加算しています。
SFC修行の常識?効率のよい修行とは…
さて、修行をしてみようと思いたった1月初旬。
まずは修行にかかる費用について調べました。
そこでキーワードとなるのが「PP単価」。
PP単価=1PP得るためのコスト
=航空券代÷取得PP
あるブログによると、SFC修行は、「PP単価10円を切り、総額50万円で終わらせる」のが常識とのことでした。
ふむふむ、PP単価10円を切るためにはどうしたらよいの? 効率のよいSFC修行とは?
PP(プレミアムポイント)を稼ぐためには、距離の長い路線に乗る。
つまり、王道は羽田ー那覇の往復、もしくは羽田−石垣の往復であるということがわかりました。
さらに、1回当たり稼げるPP(プレミアムポイント)を最大化するために、旅割などの普通クラスではなく、プレミアムクラスに乗る方が効率的(修行回数が少ない)であること。
ただ、プレミアムクラスは高いんです。
株主優待券を使うことにより、プレミアム運賃の半額になりますが、株主優待券をヤフオク等で購入すると1枚約4000円。
単純に考えると、航空券代に株主優待券代を足したものが、本来の必要金額になりますよね。
そこでお得な運賃を知ることになります。
プレミアム旅割28という運賃、プレミアム株主優待よりお得です。
ただし、購入後は変更不可。
羽田石垣の場合だと、プレミアムクラス8席に対して、2席のみに割り当てられるため、チケットは争奪戦、販売開始日(2ヶ月前の9:30)の時点で空席ナシのこともあります。
- 羽田石垣 プレミアム株主優待40,740円、プレミアム旅割28は30,000円〜35,000円程度
- 羽田那覇 プレミアム株主優待31,340円、プレミアム旅割28は25,000円〜30,000円程度
さて、プラチナステータス到達までには50,000プレミアムポイントを獲得する必要があります。
このプレミアム旅割28で修行をした場合、
- 羽田石垣 6,929PP/往復 約7往復プラスαで解脱可能
- 羽田那覇 5,720PP/往復 約9往復で解脱可能
なので、「羽田石垣(プレミアム旅割28)を7往復プラスαで解脱する」ことに決めました。
新規就航便には、LCC並みのお得運賃あり
さて、SFC修行1回目もまだ終わっていない1月末、ANAから発表がありました。
羽田宮古の直行便が3月末より就航。4月はお得な運賃あり。
なんと、旅割75が10,000円。PP単価は5.9という驚異的な数字です。
思わずクリックしてしまいました。
「羽田石垣(プレミアム旅割28)を7往復プラスαで修行を終わらせよう」と考えていた当初からは、計画変更ですねw
やはり、「どうせ修行するなら石垣島以外にも行ってみたい」と思うようになりました。
旅割75よりお得な運賃とは?
そして2月下旬。記念すべき修行初日。
とにかく、はじめての修行、はじめてのプレミアムクラス、はじめてのPremium GOZEN、はじめての石垣島、修行が楽しくて仕方がないんです♪♪
「いろんなことを試してみたい」そんな衝動にかられました。
はじめてのPremium GOZEN(朝食、昼食)を食べた私は、こんなことを呟いています(笑)
羽田から那覇/石垣が効率よいとわかっているのに、Premium GOZENを制覇したいという衝動にかられ、札幌を予約。
— ワーキングママ@2018年JGC解脱 (@ana2016sfc) 2016年3月2日
この頃、5/10〜5/31搭乗分の「旅割75」タイムセールが発表されました。
羽田那覇 8,700円 PP単価6.1
札幌那覇 9,800円 PP単価4.7
他、各地と那覇を結ぶ便でお得運賃あり
※PP単価の計算には、空港施設使用料 羽田発着290円を含んでいます
ANAの旅割75は毎月のようにタイムセールが実施されます。対象路線の全ての便に適用されるわけではなく、早朝便や午後の空いている便、最終便などが対象ですが、うまくルートを組めると、破格のPP単価をはじきだすことができます。
※2017年からは、タイムセール期間中だけ登場のおトクな運賃「旅割X」が発表されています。旅割75はプレミアムポイント75%加算に対し、旅割Xは50%とツアー並になっています。
この5月のタイムセールを利用し、「なるべくエクストリームな飛び方をしたい」(=テラヤマアニさん流)と計画をたてました。
沖縄2往復
羽田−那覇-千歳-羽田の三角飛び
最長路線を攻めたかったので、さらにアレンジを加えています。
羽田-石垣-那覇-千歳-羽田
千歳からさらに北を攻めることができなかったことが悔やまれます。
タイムセールを利用した場合の欠点と、それを補う方法とは
3月初旬に2回目の修行をしました。
滞在時間が45分と短く、不完全燃焼感たっぷりだったので、「どうせ修行するなら、現地滞在を楽しみたい」と思うようになりましたw
そして3回目修行。旅割75での予約です。そこで当日アップグレードを試してみました。
タイムセールの旅割75のメリットは破格に安いことですが、デメリットもあります。
それは、プレミアムポイントが少ないこと。
羽田宮古で獲得できるプレミアムポイントは往復で3,472PP。
ところが、当日アップグレード(追加料金9,000円)を行うと、プレミアムポイント(運賃種別ごとの積算率)が50%増加します。
羽田宮古で獲得できるプレミアムポイントは往復で5,790PPになります。
当日アップグレードのコツはこちらです。
「空席待ちをしないことが空席待ちのコツ」です。
国際線でのSFC修行。狙うべきは…
国際線でのSFC修行の王道は、プレミアムエコノミーでのOKA-SINタッチ(シンガポール往復の前後に沖縄往復をつける)と言われていました。
そんな中、4月下旬に、国際線でのSFC修行に新たな風が吹きました。
「プレミアムエコノミーより安いビジネスクラス」の激安シンガ案件が話題になりました。
ある条件にあてはまった時のみ、金額が安くなります。
狙うべくは「ANA旅作で、時々出る、激安の掘り出し物」です。
この後も、関空発香港でビジネスクラス6万円台、羽田発バンクーバーでビジネスクラス12万円台と、激安案件が出てきました。
この激安案件が話題になったことで、ドメ専修行予定の私にも、本来の海外旅行好き魂に火がついて、「一度は国際線でSFC修行をやっておきたい」という気持ちになりました。
当日アップグレードの成功率の高い路線は?
5月にエクストリームな2つの修行(テラヤマアニさん流)を終え、残りのプレミアムポイントが確定しました。
何事もなく6月にシンガポールに行くと、獲得ポイントは9,134PP。
これにより、解脱までの必要ポイントは2,400PPになります。
この旅では、羽田沖縄の4レグと、羽田石垣、那覇千歳の計6レグ、狙ったフライトは全て当日アップグレードに成功しました。
当日アップグレードに成功するかしないかが今後の修行回数に影響するため、搭乗日1週間前から、空席照会とにらめっこしてました。
ここで感じたことは、5月のGWの平日、プレミアムクラスが21席もあるB777の那覇便では当日アップグレードの成功確率が高いということ。ちょうど沖縄が梅雨に入る時期だからでしょうか。特に2往復する場合、朝一番に空港に到着した時点では、午後以降のフライトに空きが多かったです。
千歳羽田便も、前日の空席状況としてはほぼ全便にプレミアムクラスの空きがありました。ビジネス路線だからでしょうか。搭乗時には満席になっていました。
一方で、那覇千歳便は人気路線で、プレミアムクラスの正規運賃を含め、搭乗日のかなり前から空きがなく、前日や当日に空きが出るかどうかの運です。
那覇千歳の最長路線は、できればプレミアム旅割28などで予約しておく方が無難です。
さて、残り2,400PP。
解脱フライトに「ギャラクシーフライト」を選ぶことにしました。
普通に仕事して、沖縄往復して、何事もなかったように出社する。
いつも通り子供を寝かせて、沖縄往復して、子供を「おはよう」と起こす。
なんて、 よくないですか?笑
解脱フライトの記事はこちらです。
陸マイラー活動で修行代を安くする?いつ修行を始めるべきか
さて、修行開始に書いた、SFC修行方針の記事です。
- マイルを貯めつつ
- マイルはスカイコインに替えて出費をできるだけ減らす
修行の総費用415,110円のうち、貯めたマイルからANA SKYコインに交換したのは125,000円。よって、実際のキャッシュアウトは29万円ほどでした。
もっとANA SKYコインに交換することができたのですが、途中でマイルの支出をやめました。
なぜ?
ANA SKYコインに交換する場合、1マイルを最大1.6スカイコイン(1.6円相当)に交換できます。
しかし、貯めたマイルを国際線特典航空券にした場合、マイルの価値はぐっとあがります。
陸マイラーの皆様が記事にしているので、ここでは詳細は省略しますが、1マイルの価値は、ビジネスクラスで約5〜10円、ファーストクラスで10〜20円と圧倒的にお得になります。
SFC修行をしていると、飛行機が好きになり、旅が好きになり、もっともっと旅行をしたいという気持ちになります。
なので、今このSFC修行ではなく、解脱後のSFCの恩恵を受けて旅行をする際にマイルを効果的に利用した方がいいと思うようになりました。
もちろん、陸マイラー活動が順調で、マイルが有り余っている方はこんなこと考えなくてよい です。
ですが、もし、陸マイラー活動をしてSFC修行代が貯まってから修行を開始しようとしている方がいたら、陸マイラー活動と併走しつつ、すぐにでもSFC修行をはじめることをオススメします。
先ほど述べたように、2016年は旅割75のタイムセールというのがありましたが、2017年はタイムセールは旅割Xという種別になり、プレミアムポイントが75%(旅割75)→50%(旅割X)と少なくなっています。
今後も、SFC修行層にとって嬉しくない方向への制度改定があるかもしれません。
SFCの恩恵を受けて、ぜひとも楽しい旅をしたいですね。